早いものであっという間に一年が終わろうとしていますね。
早いか、遅いか、それはその人次第ではありますが。
時間の速さについて、今でも鮮明な記憶があるのですが、
それは僕が小学四年生のとき、授業中に高熱を出して保健室で親の迎えを待っていた際に、
保健室の先生が世間話を持ちかけてきてくれました。
「生徒みんな若くてうらやましいな。私はもう35歳だから1年があっという間に感じるよ。」
みんな1年は平等なんだから、速いも遅いもないのではないかと聞き返すと、
「分数はもう習った?自分の年齢を分母に置いて、1年を分子に置くと、
私の場合は35分の1、君の場合は10分の1になるよね。
そうすると、私の場合は君の3倍くらいの速度で1年が流れてるって考えることもできるよね」
それを聞いた時に衝撃が走ったとともに、それ以来、あっという間に時間が過ぎていくなと思う度に、
その話が蘇ってくるようになりました。
その先生より一つ年上になった今の自分が、同じ話を若い世代に伝えて衝撃を与えてやりたいと思います。
何も忙しくない人や同じことを繰り返すだけの日々で習慣化された時間の中で生きている人は、
特に時間の流れが早く感じるようです。
経験したことのない世界、まだ見ぬ可能性に向かって何かにチャレンジしたり趣味を持ってみたり、
そういう新しいことに使う時間や、充実した時間というのは長く感じるような仕組みになっているようです。
少しずつ、何か新しいことへの取り組みを増やしてスキルを上げていけば、
自分の成長とともに長生きを感じられるようになるかもしれませんね。
来年はそんな一年になるといいなと思います。
一年また無事に過ごせたことに感謝を持って、皆さまが病気やケガもなく
新たな1年を始められますようお祈り申し上げます。
今年もありがとうございました。