スラムダンクの安西先生といえば、主人公・桜木花道を擁する湘北高校バスケ部の監督です。
でっぷりとした初老の紳士で、性格は至って温厚。
かつては大学バスケ界で鬼コーチとして名を馳せていたが、現在は生徒の自主性に任せた指導を行う。
今もなおその監督としての手腕と名声は衰えておらず、多くの選手から慕われ、
他校の監督など多くのバスケ関係者からの尊敬を集めている。
主人公桜木花道の才能を見抜き、期待し、その日々の成長に注目していく。
そんな安西先生の名言に
「最後まで希望を捨てちゃいかん あきらめたらそこで試合終了だよ」
があります。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」は作中で2回登場しており、
1回目は中学時代の三井寿(現・湘北高校3年)にかけた激励に近い言葉です。
どんな危機的な状況でも最後まで諦めずに勝負するのが安西先生のバスケットです。
実際に安西先生は、作中の試合で一度もあきらめた瞬間はありません。
2回目の発言は山王工業戦です。圧倒的な王者を相手にしてまったく得点できない湘北高校。
ここぞという時、桜木はベンチに下げられます。
絶望的な状況からの采配に「試合をあきらめたのか」と思った桜木ですが、
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と桜木に語りました。
どんなに格上が相手でも、試合に勝つための前提は「あきらめないこと」。
これは人生においても全く同じです。
どんなに困難な状況に追い詰められたとしても、決してあきらめないこと。
それこそ、人が生きていく本当の価値であり、意味であるから。
スラムダンクは、忘れていた情熱を思い出させてくれます。
忘れてはいけない大切なことを教えてくれます。
たった一度の掛け替えのない人生において、どんなことが起ころうとも、
諦めずにその苦難を乗り越えて行きましょう!
止まない雨は無い。明けない夜は無い。
いつか必ず朝日は昇ります。